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醸して自然

長野県を東から西へ連なる、中央分水嶺の中ほどに位置する霧訪山。キリノカヴィンヤードは、その霧訪山の麓、辰野町小野地区の西側斜面に広がっています。標高850メートルの南東を向いた斜面は、冷涼な気候に加え年間を通して雨が少ないのが特長です。また、適度な傾斜と砂土を含む土壌は水はけもよく、良質なぶどう畑となる好条件を満たしています。

KIRINOKA(霧の香)は、霧が立ち上っていく様子を、お香の煙に見立てた言葉です。収穫期の朝、昼夜の寒暖差によって、ぶどう畑が霧で覆われます。時間が経つにつれて、その霧が秋の澄み切った空に向かって、少しずつ立ち上りながら消えていきます。その様子を、焚いたお香の煙が宙にたなびく姿に見立てて霧の香と呼んでいるのです。昼夜の寒暖差は、ぶどうの酸味と果実の新鮮味を保ち、熟度を上げるために必要とされています。霧の香が見られる土地は、良い品質のぶどうが収穫できる証拠でもあるのです。もちろん、キリノカヴィンヤードも例外ではありません。

私たちが目指すのは、生産地の風土を「何がその土地と、土地の産物の本質なのか?」という視点で追求、解釈し、納得できる姿として創る生産品です。テーマでもある「醸して自然」は、この土地とぶどうを眼で見て、匂いを嗅いで、空気を呼吸し、温度や湿度を肌で感じながら見えない世界を想像して、その風土を1本のボトルに詰めることだと考えています。KIRINOKAは、この土地の個性の表現に拘りながら、自然に敬意を表したワイン造りに取り組んでいきます。

WINE LIST

キリノカヴィンヤードで育てたピノ・ノワール、シャルドネを100%用いたプレミアム・ブランド・ワインから、長野県産のブドウとキリノカヴィンヤードのブドウを用いた信州らしいプレミアム・ブランド・ワインや日本産のブドウを用いた安価でお求めやすいカジュアルなブランド・ワインまで、様々なシーンに応じて楽しんでいただけるワインを取り揃えています。

Domaine Kirinoka

キリノカヴィンヤードのピノ・ノワール、シャルドネを100%用いた、日本を代表するプレミアム・ブランド・ワインです。

Maison de Kirinoka

長野県内の購入ブドウ、並びにキリノカヴィンヤードのブドウを用いた、信州らしいプレミアム・ブランド・ワインです。

Morine

日本産のブドウとリンゴ等を用いた、カジュアルなブランド・ワインです。安価で、気軽にお楽しみいただけます。